大学の卒業式や子供の卒業式には、式典に合わせてスーツを着こなすことが大切です。
式典に合った着こなしといっても、どんな服装をすればいいのか分からない…という人も多いのではないでしょうか。
リクルートスーツでもよいですが、締めくくりとなる式なので卒業式にぴったりのスーツを選びたいですよね。
そこで今回は、卒業式用にメンズスーツを選ぶポイントや大きいスーツを選ぶポイントを解説します。
さらに卒業式用スーツを着こなすときの5つのNGポイントも紹介するので、卒業式に合った着こなしを知りたい人はぜひ参考にしてくださいね。
卒業式用にメンズスーツを選ぶときには、4つのポイントをチェックすることがおすすめです。
卒業式用のメンズスーツの色は黒、ネイビー、チャコールグレーなどの落ち着いた色を選びましょう。
色 | 印象 |
---|---|
黒 | 引き締まって見える。 |
ネイビー | 若々しいフレッシュな印象。 |
チャコールグレー | 他の色と合わせやすい。ポイントで色柄を使いたいときにぴったり。 |
このように色によって印象は異なります。落ち着いた色の中から式の雰囲気に合ったものを選びましょう。
また、柄物の扱いには注意が必要です。卒業式は厳かな式典であるため、派手な柄はNG。
柄を取り入れる時は、一見すると無地のようで、光の加減や見る角度によってストライプ柄に見えるシャドーストライプなどのさりげない柄がおすすめです。
シャドーストライプは上品さがあり、華やかさもあるため卒業式や結婚式などの式典でよく使用されます。
強い柄を避け、シンプルで目立ちにくい柄がベターです。
卒業式用のスーツに合わせるシャツは白や水色のシャツを選びましょう。
基本的には白の無地がよいですが、水色や細く薄いストライプ柄の入ったシャツでもOKです。
さらに、ネクタイは光沢感のある色やストライプ、ドットなどのキレイ目なものを合わせましょう。
色は何色でもOKですが、スーツとの統一感を重視するとおしゃれ度が増します。
黒いスーツにダークグレーなどの暗い色のネクタイを合わせると、全体的に暗い印象に。黒いスーツには青などの明るめの色がおすすめです。
このように、卒業式用にメンズスーツを選ぶには、全体の統一感を意識しながら、式の雰囲気にあったスーツを選ぶことが大切です。
卒業式で浮いてしまわないためにも、柄と色には特に注意してコーディネートを組みましょう。
大きいサイズのスーツを選ぶときには、サイズ選びが大切です。
さらにスラックスの履き心地や柄に気を付けると、より自分にぴったりのスーツ選びができます。
ここからは大きいサイズのスーツを選ぶときのチェックポイントをみていきましょう。
大きいサイズのスーツを選ぶときに、つい大きめサイズを選んでしまっていませんか。
大きめサイズを選ぶと、肩のラインがズレてしまい、腕の部分が余ってしまいます。肩が落ちた印象になり、だらしなく見られてしまうことも。スーツを選ぶときには肩のラインに沿っているかを確認し、シルエットの美しさやシワができていないかを見ましょう。
次に、ジャケットのボタンを閉めてジャケットとシャツの間に、握りこぶし1個分の余裕があるかをチェックします。握りこぶしを入れてギリギリでもOK。余裕がありすぎるならサイズが大きすぎるかもしれません。大きすぎるとシワになってしまうため、ぴったりサイズを見つけることが大切です。
さらにジャケットを着て、お尻が隠れるくらいの着丈になっているかを確認しましょう。お尻が隠れるくらいの着丈がちょうどよいとされているので、お尻が見えるくらいの着丈なら短めです。
加えて、ジャケットを着て腕を下したときに親指の第一関節あたりにジャケットの裾がくるかをチェックしましょう。ジャケットの袖の長さが適切だと、シャツが袖口から1センチほど見えます。
このように大きいサイズのジャケットを選ぶときには4点をチェックし、ぴったりのサイズのものを選ぶとよいでしょう。
次にスラックスを選ぶポイントを紹介します。
せっかくの卒業式になら、自身にあった快適なスラックスをはいて、素敵な思い出を作りたいですよね。
スラックスを選ぶときには、体を圧迫せず快適に履けるものを選ぶことが大切です。
スラックスを試着したときにはしゃがんでサイズ感を確認してみましょう。スムーズにしゃがめて、太もも部分に多少の余裕があると快適に過ごせます。
さらに、ウエストが大きすぎず、ベルトがなくても落ちないものがおすすめです。
また、お尻部分にゆとりがあるものを選びましょう。お尻部分がぴったりすぎると、お尻のシルエットが出すぎてしまいます。
このように自分に合ったサイズのスラックスを選ぶときには、試着するのがおすすめです。
履いてみるとサイズ感を試せるため、卒業式当日になってサイズ感に違和感を感じて焦ることが起こりにくくなります。
ストライプ柄を選ぶと縦のラインを強調でき、着瘦せ効果を期待できます。
ただし、卒業式では目立ちすぎるストライプ柄はNGです。
ストライプ柄を選ぶときにはシャドーストライプなどの目立ちにくい柄を選びましょう。
大きいサイズのスーツを選ぶときには、着心地のよいストレッチ素材を選ぶのがおすすめです。
伸縮性の高いストレッチ素材は、窮屈さがなく快適に着れます。
卒業式は意外と長く、窮屈なスーツでは辛い時間を過ごしてしまうかもしれません。
ストレスの少ないストレッチ素材のスーツを選んで快適に卒業式を過ごしましょう。
卒業式用のスーツを周りから浮かずに、おしゃれに着こなしたいですよね!
そこでここからは、着こなしの知識やマナー、コーディネートまで スーツに関するお悩みを解決するチャンネル・GINZAグローバルスタイル【公式】(https://www.youtube.com/watch?v=4_1ew56ieRA&t=56s)を参考に卒業式用スーツの5つのNGを解説します。
やりがちな卒業式用スーツの着こなしポイントもあるので、卒業式に参加する前にチェックしてみてください。
卒業式用スーツのシャツは白や水色といった淡い色が基本です。
そのため、シャツの色が濃すぎると卒業式で浮いてしまいます。
また、襟の端にボタンがついたボタンダウンシャツはビジネス感が強すぎるため選ばないほうがベターです。
ジャケットのボタンは一番下を開けるのが一般的です。
全てのボタンをとめてしまうと、一般常識を知らないと思われてしまう可能性があります。
ジャケットの一番下のボタンは開けておきましょう!
スニーカーに合わせるようなくるぶしが見えるくらいの短い靴下を合わせると、ダサく見られてしまいます。
少し前までは短い靴下を合わせることはおしゃれとされていましたが、現在は少しダサく見えてしまうことも。
靴下を履いていないように見えてしまい、清潔感がないと思われてしまうこともあるため、靴下は長めがよいでしょう。
靴下は座ったときにズボンの裾からスネが見えないくらいの長さがおすすめです。
また、色は白だと子供っぽさが出てしまうので、黒やネイビーなどの落ち着いた色をチョイスしましょう。
ベルトと靴の色が違うのはよくあるミスです。
色が異なると統一感がなく、違和感があるコーディネートになってしまいます。
ベルトと靴の色は必ず同じでなければならないということはありませんが、同じにすることは常識と考える人は多いので同じにしたほうがよいでしょう。
卒業式に落ち着いた黒色のスーツで参加することはマナー違反ではありませんが、注意が必要です!
無地の黒色スーツは冠婚葬祭用スーツやリクルートスーツと思われてしまうことがあります。
さらに、生地によっては安っぽく見られてしまうことがあるため、黒を選ぶときには生地感をチェックしましょう。
光沢感のある生地よりもウール素材のほうが高級感があり、卒業式でも浮きません。
また、黒で全て統一せずにネクタイやチーフで一点でも色柄物を加えるとぐっとおしゃれに見えます。
黒色のスーツを選ぶときには生地感、色柄物に注意して、おしゃれに着こなしましょう。
卒業式用のスーツを選ぶときには、落ち着いた色と柄を選ぶことが大切です。派手すぎるものは避けつつ、ほどよく色柄物を追加して統一感のあるおしゃれを演出しましょう。
さらに、大きいサイズの卒業式用スーツ選びではサイズ感が重要となります。試着をしてみて、シワができず、窮屈さがないものを選ぶと自分に合ったものを選べるでしょう。
加えて、卒業式用スーツのNGポイントをチェックしてTPOに合った着こなしをすれば素敵な卒業式になるはずです。
締めくくりとなる卒業式を自分にぴったりの卒業式スーツで迎えてくださいね!