
10月後半から気温が下がり始め、日本各地で紅葉が進んでいる今日この頃。涼しくなって過ごしやすくなったかと思いきや、「なんだか身体の疲れが取れない」「寝つきが悪い」と感じている方もいるのではないでしょうか。
秋になっても身体の調子がイマイチ戻らないときは、秋バテになっているかもしれません。今回は、体重100kg以上の人がよくなる秋バテの主な症状や、秋バテの予防・改善方法を解説します。

秋バテとは、夏から秋へ季節が変わるときに起こる症状です。ここでは、体重100kg以上の人がよくなる秋バテの症状を5つご紹介します。
秋バテのよくある症状の1つ目は、疲れがなかなか取れないことです。夏の猛暑による疲れが完全に取れていないうちに気温が下がり、1日の寒暖差が大きくなると、副交感神経が乱れて疲れが取れなくなることがあります。秋バテは、日頃の疲れだけでなく、夏に蓄積された疲労と気候の変化が重なることで起こります。
頭痛・関節痛・肩こりが改善しないのも、秋バテの症状として挙げられます。夏から秋になり、気温や気圧が急に変化することで血行が悪くなり、筋肉が硬くなると起こりやすくなります。
特に、普段からデスクワークや長時間立ちっぱなしの仕事をしている方は、仕事中の負担も相まって身体に違和感を覚えやすくなるでしょう。
(これらの症状が長く続いたり、日常生活に支障が出るほど強く現れたりする場合は、秋バテ以外の原因が隠れていることもあります。無理をせず、早めに医療機関を受診しましょう。)
秋バテは精神面にも影響を及ぼし、人によっては「なんだかやる気がでない」と感じる日が続くことがあります。気候の変化による自律神経の乱れが原因で、体温調整や内臓の働きがうまくできなかった結果、意欲がわかなくなるのです。改善せず放置すると、集中力が続かなかったり、気分が落ち込みやすくなったりもします。
寝つきが悪いのも、秋バテのよくある症状のひとつです。秋は少しずつ日照時間が短くなるため、睡眠を促すホルモン「メラトニン」が分泌されにくくなります。
加えて寒暖差が大きいと、自律神経が優位になり、リラックス効果を与える「副交感神経」が夜になってもうまく働かなくなる場合があります。結果として寝つきが悪くなり、睡眠不足に陥った結果、さらに体調が悪くなる悪循環に陥ることもあるかもしれません。
秋バテになると、胃の調子や食欲が普段とは違う状態になることもあります。食欲不振・便秘・胃もたれ・吐き気などが起こりやすくなるのです。主な原因は、自律神経の乱れや、気温の低下による内臓の冷えなどが挙げられます。
また、胃腸が疲れているにもかかわらず、「食欲の秋だから」と食べ過ぎることで内臓に負担がかかり、胃の調子や食欲に違和感を覚えることがあります。

秋バテは、主に気候の変化や夏の生活習慣の乱れが影響して起こります。
特に、体格が大きい人(BMIが高めの方)は、季節の変わり目の寒暖差に対応するための体温調整に負荷がかかりやすく、自律神経が乱れやすい傾向があります。
また、体重が重い人は身体を動かすためにエネルギー消費量が多く、内臓の働きも負荷がかかりやすいため、疲労が蓄積しやすいことも秋バテの要因になります。
さらに、夏に受けた冷房や睡眠不足のダメージが秋まで残りやすく、睡眠時無呼吸症候群などによって睡眠の質が下がりやすい人もいます。その結果、秋バテの症状が強く出ることがあります。
秋バテのよくある原因のひとつは、気候の変化です。季節が夏から秋に移る時期は日中と朝夕の気温の差が大きいのに加え、台風・低気圧の影響で気圧が上下するため、自律神経が乱れやすくなります。
また、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、季節の変わり目は気温の変化に対応するため、交感神経が優位になる傾向があります。交感神経が優位になると、体温調整のためエネルギーが消費され、秋バテの症状が起こりやすくなります。
気候の変化以外にも、夏の生活習慣が秋バテの原因になっている場合があります。熱帯夜で睡眠不足になったり、冷房にずっと当たっていたりして自律神経が乱れたまま秋になることで、秋バテになるのです。
また、冷たい飲み物やアイスなどの冷たい料理を夏にたくさん飲食していると、内臓が冷えて自律神経に負担がかかった影響が、秋になって秋バテとして現れることがあります。

秋バテは規則正しい生活を送ったり、適度に運動したりすることで対策できます。ここでは体が大柄な人向けに秋バテの症状を予防・改善する方法を6つご紹介します。
秋バテの症状を予防・改善するには、規則正しい生活を送ることが大切です。起きる時間と寝る時間を毎日同じにして、自律神経を整えましょう。人により異なりますが、成人の場合、睡眠時間は6~8時間を目安に取ることをおすすめします。就寝前はスマートフォンやパソコンを見るのを避け、起きたら朝日を浴びることも大切です。
長時間同じ姿勢が続くと、筋肉がこわばり、体内の血の巡りが悪くなってしまいます。血の巡りが悪くなると、自律神経の乱れや疲れを引き起こすため、10分程度のウォーキングやラジオ体操といった軽い運動を適度に行うと良いでしょう。秋は涼しくて身体を動かしやすいので、外に出て運動してみるのもおすすめです。
お風呂に入る時はシャワーだけで済ませるのではなく、湯船につかることが大切です。38〜40℃のお湯にのんびりつかることで、自律神経を整え、血行を促進できます。
また、お湯の浮力によって筋肉のこわばりが和らぎ、リラックス効果が期待できます。温泉の素やバスソルトといった入浴剤を使って、お風呂の時間を楽しみながら身体を温めるのもおすすめです。
栄養バランスが取れた食事を取ることでも、秋バテを予防・改善できます。疲労を回復したいときは、豚肉・レバー・豆腐などのビタミンB1が含まれている食品を食べると良いでしょう。
また、身体を温めるショウガやニンニク、血液中の酸素の運搬を促進する「ヘム鉄」を含む赤身の牛肉やマグロなどを食べるのもおすすめです。食べ過ぎに気を付けながら、健康的な食事を心掛けましょう。
季節の変わり目は寒暖差が大きくなるため、気温の変化に対応した服装を選ぶと良いでしょう。たとえば、簡単に羽織ることができるカーディガンやパーカー、重ね着しやすい薄手のニットや長袖のシャツを積極的に取り入れるのがおすすめです。厚すぎない服を何枚か重ね着し、着脱のしやすさを意識するのがポイントです。
涼しくなると「熱中症や脱水症状の心配が減るから」と水分を取る回数が減りやすくなりますが、秋になってもこまめに水分を取ることは大切です。水分不足は疲労や血行不良の原因になるため、常温の水・白湯などを意識的に取りましょう。一気に飲むと胃腸に負担がかかるため、こまめに少しずつ飲むのがポイントです。

気温が下がり、「ようやく快適な気候になる」と思いきや、気候の変化に対応しきれなかったり、夏の生活習慣の乱れが影響したりして、秋バテになることがあります。
秋バテは規則正しい生活を送るほか、ゆっくり湯船につかったり栄養バランスの取れた食事をしたりすることで、予防・改善できます。秋は涼しくて外出しやすく、美味しい食材が旬を迎える季節です。季節の変化を楽しみながら、秋バテ対策してみてください!