男性は筋肉や身長によって体重が変わるので、どこから太ってるのか判断が難しいですよね。
実は、太ってるかどうか判断するときに体重はあまりあてになりません。筋肉と脂肪では体積が異なるため、同じ体重でも太ってる人と痩せている人がいるのです。
当記事では、太ってる男性の基準について解説します。ぽっちゃり診断や着やせテクニックについても解説するので、最後まで読んで参考にしてみてください!
現役医師の馬渕まり先生に「そもそも肥満とは何か?」についてお聞きした記事もありますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
太っている基準の一つとして、日本肥満学会はBMI(Body Mass Index)25以上を「肥満」としています。
BMIごとの肥満の度合いは次のとおりです。
BMI | 肥満度 |
18.5未満 | 低体重(やせ) |
18.5〜25未満 | 普通体重 |
25以上 | 肥満 |
BMIとはボディマス指数と呼ばれ体重と身長から肥満度を計算するものです。
BMIの計算方法
体重(Kg)÷身長(m)の2乗
身長170cmで体重80kgなら80÷(1.7×1.7)=27なのでBMI27、つまり日本の基準では肥満ということになります。
BMIが25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧など生活習慣病リスクが高くなるようです。BMIが30以上になると減量治療が必要になってくると言われています。(参照:厚生労働省, 生活習慣予防のための健康情報サイト)
BMIが高くても筋肉量が多ければ「太っている」とは言えません。
脂肪よりも筋肉の方が重量があるので、筋肉がたくさんついている人のBMIも高くなってしまうからです。
例として、新日本プロレスリング所属の棚橋弘至選手がInstagramに投稿した写真を見てみましょう。ウエストが引き締まり、無駄な脂肪がついていないストイックなスタイルです。
公式プロフィールを見ると身長181cm、体重101kgと掲載されています。計算するとBMI30の高度肥満に分類されますが、この写真を見て「太ってる」「デブ」と思う人はいないですよね。
では、吉本興業所属のお笑い芸人マヂカルラブリー村上さんがTwittetに投稿した写真を見てみましょう。
おはスタのロケで富士山2合目にある、ぐりんぱさんに来ています。かわいいのいた pic.twitter.com/3u2MjgY07x
— マヂカルラブリー村上 (@mlmurakami) February 10, 2019
公式プロフィールを見ると棚橋選手とほぼ同じ身長181cm・体重100kgですが、ぽっちゃりとして見えます。長身なのでバランスはいいですが、痩せているとは言いにくい体型です。
このように、男性がどこから太っているかの基準は体重よりも筋肉量や見た目が重要といえます。体重が軽かったとしても、二重あごだったりお腹が出ていたりすると「太ってる」ということです。
鏡を見た時、自分が太ってるかどうか判断できるでしょうか?
体型が崩れはじめたのに、体重が増えていないと「まだデブじゃない」と思ってしまうもの。しかし、第三者の目は意外とシビアです。
ここからは、自分が太ってるかどうかのセルフチェック方法を紹介します。体重計ではなく全身が見える鏡を用意して、自分のスタイルを確認していきましょう。
上記に1つでも当てはまれば、体重は関係なく太ってるといえます。ベルトの上にお腹の肉が乗り始めると、人から「貫禄が出た」「太った」と言われ始めるでしょう。
男性に多いのが、お腹だけぽっこりと出ている体型です。炭水化物の食べ過ぎやアルコールの摂りすぎにより、内臓脂肪が蓄積してお腹がぽっこり出てしまいます。
ただし、手足が細くてお腹だけ出ている場合は太ったというより「不健康そう」と思われるかもしれません。
お腹だけが出てる。すごく不健康だと思う。
— かわいそうな牧師ヨリック (@encre_sportive) November 6, 2014
脇腹や腰周りまで皮下脂肪がつき始めると、お腹周りだけでなく全身がぽっちゃりしてきます。指でつかめるほど脇腹に肉が付き始めたら「ぽっちゃり」といえるでしょう。
服の上から見えるシルエットが崩れると「太ってる」「デブ」と思われる可能性が高いです。全体的にふっくらしてきたら、着やせして見える服で体型をカバーしてみてください。
男は内臓脂肪がつきやすいって話だけど、内臓脂肪で太ると腹が出てるのに掴める肉があまり無い太り方になるらしい
— クロード@FF14復帰 (@Claude_Blackray) April 2, 2021
オレは腹出てるわけじゃないんだけど脇腹の肉がかなり掴めるし、これ皮下脂肪だよな…
顔がパンパンにむくんでいると、身体が細くても太って見られがちです。身体は細いから大丈夫だと思っていても、周りからは「太ってる」という目で見られます。
顔がたるみ、二重あごになっている人も「太ってる」と思われるでしょう。逆に、ある程度太っていても顔の輪郭がはっきりしている人はすっきり見られる傾向にあります。
顔パンパンなせいでデブに見える
— もげた (@si0_25) October 9, 2014
太ってる男性でも、着やせする服を選べばすっきり見せることは可能です。コーディネートが上手く行けば、ぽっちゃりの男性でも「デブ」ではなくがっちりとした男らしい体型に見せられます。
ここからは、L-LIFE編集部がおすすめする着やせテクニックを紹介します。今まで「サイズが入ればいい」「安ければいい」と思っていた人も、かっこいい自分になれるので目を通してみてください。
ぽっちゃりしている男性が着痩せを狙うなら、カラーは黒がおすすめ。黒は収縮色といわれており、目の錯覚により引き締まって見えます。
黒以外なら、ネイビーや濃いブルーなどのダークカラーがすっきりして見える色です。逆に赤やイエローは膨張して見える色なので、着痩せしたいときは慎重に選ぶことをおすすめします。
また、ストライプ柄(縦縞)は縦のラインを強調してくれるので、目の錯覚を利用した着やせ効果が期待できます。すっきりとして見えるので、黒が似合わない人や膨張色の服を着たいときにおすすめです。
仕事でスーツを着るときも、ストライプを選ぶことで引き締まって華やかに見られます。ネクタイやシャツなど、無地のスーツにポイントとしてストライプを入れるだけでも効果的です。
どれだけ太っても、手首や足首は細さを保てる部分です。太っていると体型を隠しがちですが、あえて細い部分を見せていくことでスリムな印象に見せられます。
クロップドパンツやカーゴパンツなど、足首を出すのは体型に関係なくトレンドのスタイルです。今風のおしゃれを取り入れて、着やせコーディネートを工夫してみてください。
ファッションデザイナーやインフルエンサーとして活躍しているげんじさんのYoutube動画内でも、体型カバー術として足首を見せるスタイルをおすすめしています。
足首を見せるときは、くるぶしが隠れない「カバーソックス」を着用することが重要とのこと。動画内では足首見せの他にもさまざまな着やせテクニックを紹介しているので、参考にしてみてください!
顔がパンパンな人や二重あごで首が短く見える人は、Vネックのトップスを取り入れましょう。首が長い印象になり、顔がすっきりして見えるので着やせ効果が期待できます。
ぽっちゃりとした体型だからこそ、細い部分はできるだけ見せていくことが大切です。
初対面のときは顔を1番最初に見る人が多いので、顔周りをすっきり見せることで全体的にシャープな印象を与えられます。
長年にわたって着やせを追求するあまり手持ちの服の大半がVネックという事実
— ほやとソース (@komori0077) December 12, 2019
男性は、ぽっこりお腹や二重あごだと「ぽっちゃり」「デブ」に見られます。
厚生労働省では身長と体重から計算するBMI値を肥満の基準にしていますが、筋肉量によって体型が異なるので、体重はあてになりません。太ってるかどうかは、体重ではなく見た目が全てです。
ぽっちゃり体型の男性でも、着やせしやすいファッションを選べばすっきり見せられます。着やせテクニックを上手く使って、スリム見えるコーディネートを追求してみてください!
ファッションについてはバッチリがわかった!でもヘアスタイルとかも気になる…とお悩みの方には、ぽっちゃりさんや顔が大きいメンズにおすすめの髪型やファッションのポイントを 解説した記事があります。小顔効果や女性ウケ、そして骨格に応じて解説していますので、こちらもぜひ参考にしてくださいね!