「夏は暑くて代謝が良くなるから、痩せると思っていた」
「普段通りの生活をしていたはずだけど、体重が増えてデブになっている」
「少し痩せないとなぁ」
夏は汗をかくから痩せると思っていたのに、むしろ体重が増えていて驚いたことはありませんか?実は夏でも、生活習慣によっては太ってしまうことがあるのです。
そこで今回は夏太りに悩んでいるぽっちゃり男性に向けて、夏なのに体重が増加する生活習慣を5つ紹介します。簡単にできる夏太りの改善方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
夏に太る・デブになる理由は、食事や運動などの生活習慣が原因かもしれません。ここでは、よくある夏太り習慣を5つ解説します。自分に当てはまるものがないか、確認しながら読んでみましょう!
気温が高い夏は、冷やし中華やアイスクリーム、キンキンに冷えたビールといった冷たいものを食べたくなる季節です。しかし、冷たいものを飲食しすぎていると、太りやすくなるかもしれません。
なぜなら、冷たいものを食べすぎると内臓が冷え、代謝が低下するからです。代謝が下がると身体のエネルギーの消費量も減少し、脂肪が燃焼しにくくなり、太ってしまいます。
冷たい飲み物を1日に何杯も飲んでいたり、アイスクリームを1日に何個も食べたりしている方は要注意です。
近年は夏の気温が上昇しており、危険な暑さになる日も少なくありません。外に出ると熱中症のリスクもあるため、なるべく外に出るのを控えている方もいるでしょう。
しかし、「暑いから」とまったく運動せずにいると、夏太りしてしまいます。運動をしないと代謝が下がり、脂肪が燃焼しにくくなるからです。
早朝や夕方以降の散歩、自宅でできるエクササイズなどをしていない方は、夏でも太りやすいと考えられます。
涼しい室内と暑い屋外を行き来する機会が多いのも、夏に太る原因になり得ます。なぜなら、室内と屋外の温度差が大きいと、体温の調整機能が低下して、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなるからです。
自律神経やホルモンバランスが乱れると、基礎代謝が低下して体重が増えやすくなります。仕事や買い物、通学などの関係で、室内と屋外を行き来する場面が多い方も、夏太りには注意が必要です。
夏はサラッと食べられる麺類や、軽く食べられるパン、冷や汁などと一緒にご飯などの炭水化物を多く食べているのも、夏に太る原因として挙げられます。炭水化物ばかりだと栄養のバランスが崩れ、タンパク質・カリウム・ビタミンなどの栄養分が不足して、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると基礎代謝も低下するため、体重が増えることに。「暑くて調理が大変だから」と、炭水化物の一品料理や、冷たい蕎麦・うどん・そうめんなどをよく食べている方は要注意です。
夏バテ対策として、お肉やキムチをたっぷり使用した「スタミナ料理」を作ることもあるでしょう。スタミナ料理は、食欲増進や栄養不足の解消などさまざまなメリットがありますが、食べ過ぎると体重が増える原因になってしまうかもしれません。
なぜなら、スタミナ料理は高カロリーな食事になりやすいからです。たとえば、スタミナ料理の定番であるスタミナ丼には、脂肪分が多く含まれる豚バラ肉がよく用いられます。
ほかにも、市販のカレールーの約40%は油分のため、カレーばかり食べていると油分が体内に蓄積されてしまうかもしれません。暑い夏を乗り切るため、スタミナ料理を食べるのは良いことですが、食べ過ぎには気を付けましょう。
冷たい物を食べたり、運動を避けすぎたりしていると、夏でも体重が増え肥満の原因になってしまいます。ここでは、今日から気軽に実践できる夏太りの改善方法を5つ紹介します。
夏太りの改善方法1つ目は、シャワーだけでなく湯船につかることです。湯船につかって身体が温まると、基礎代謝の向上に効果が期待できます。自律神経も整うため、睡眠の質が向上したり、生活リズムが改善したりするでしょう。
湯船につかるときは、38〜40℃のお湯に、10〜20分入るのが目安です。湯船につかるのが難しいときは、足湯にするのもおすすめ。足湯にする場合は、洗面器に約40℃のお湯を入れて、15~20分つかってみてください。
適度な運動を心掛けるのも、夏太りを改善する方法のひとつです。運動してクーラーで冷えた身体を温めることで、基礎代謝の低下を防ぎます。筋力の維持もできるため、運動不足による身体のなまりを予防できるのも嬉しいポイントです。
日中は気温が高く、熱中症になるリスクがあるため、早朝や夕方以降などの涼しい時間帯を狙ってウォーキングをすると良いでしょう。外に出るのが難しいときは、職場でなるべく階段を使うようにしたり、屋内プールに通ったりするほか、自宅でできるストレッチを試すのもおすすめです。
夏の食事は、簡単に作れる料理や冷たいメニューに偏りがちですが、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。なるべく朝昼晩の3食食べて、タンパク質、ビタミンB群、カリウムなどを摂るのがポイントです。
具体的には、次のような食材を食べると良いでしょう。
・肉・魚・卵・大豆製品
・トマト・なす・ズッキーニ・スイカ・バナナなどの野菜や果物
なるべく揚げ物は避け、焼いたり蒸したりして作った料理を食べることをおすすめします。
睡眠の質が悪いと、食欲を抑制するホルモン「レプチン」が減少し、食欲が増して高カロリーなものを選びやすくなります。加えて、睡眠不足は代謝を低下させるため、消費エネルギーが減少したり、脂肪分解が追いつかなくなったりもします。
夏は夜でも気温が高くて寝つきにくいため、クーラーや扇風機を使って部屋の温度を下げるのがおすすめです。さらに睡眠の質を向上させたいときは、就寝の2時間前にはスマホやパソコンの操作を止めるのも効果的です。
身体の冷えをコントロールすることも、夏太りを改善するために大切です。身体が冷えると代謝が落ちるため、エネルギーが消費されなくなり、体内に脂肪が蓄積してしまいます。
クーラーがよく効いている部屋では薄手のカーディガンを羽織ったり、アイスクリームを食べるのは1日1回までにしたりして、身体の冷えを調整しましょう。
夏に太ってしまうのは、食生活が適していないことや、運動をまったくしていないことなどが理由とされています。バランスの取れた食事をするほか、足だけでも湯船につかって代謝を良くしたり、テレビを視ながら簡単なエクササイズをしたりすることで、夏太りを改善することが可能です。
暑い夏が終わると、次は食欲の秋がやってきます。サンマやカボチャ、サツマイモなどおいしい物をたくさん食べられるので、秋に備えて体重を調整しておきましょう!