体が大きい人の中には、「ガタイがいい」と言われる方がいます。でも、「ガタイがいい」と「太っている」の違いは何なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ガタイがいい人の特徴や、「ガタイがいい」と「太っている」の違い、ガタイがいい人がモテるポイント、ガタイがいい人におすすめのファッションなどについて解説します。
何となくはわかるけれど、「ガタイがいい」の定義とは何なのでしょうか?「ガタイ」の語源を調べてみると、「(建物の)外見の大きさ」を意味する『がかい』と、「からだ・なり」を意味する『図体(ずうたい)』の合成語という説が有力ですが、実際はよくわかっていないとのこと。
現在では見た目の体格に関して表現する時に用いられ、「大きい」「がっちりしている」という意味で使われることが多いです。良い意味で使われることが多く、「ガタイが悪い」という使い方はあまりされません。
「ガタイがいい」体の具体的な特徴は以下の通りです。
それぞれ解説していきます。
ガタイがいい人は、肩幅が広いという特徴があります。肩幅が広いと体全体も大きく見えるため、男らしく頼もしいイメージを抱く人もいます。
ガタイがいい人は胸板が厚い方が多いです。胸板が厚いのも男性らしい印象で、頼もしさに加えて包容力があるイメージを持たれます。
ガタイがいい人は、言い換えると体格がいい人。つまり、骨格自体が逞しく骨太で、筋肉の肥大なしに体が大きく見える特徴があります。
ガタイがいい人は、脂肪よりも筋肉の割合が多い特徴があります。無駄な脂肪がなく筋肉がしっかりついている人は、逞しさに加えて色っぽい印象も強くなるため、女性から根強い人気があります。
服を着た上からでも形が分かるようなガッシリとした二の腕は、「ガタイがいい」と判断する一つのポイント。腕が太いと包容力があるように感じるため、男らしいイメージにも繫がります。
「ガタイがいい」と「太っている」の違いは、体重ではなく、筋肉と脂肪の量に関係があります。前章で挙げたように、「ガタイがいい」という言葉でイメージするのは、筋肉がしっかりついていて、脂肪よりも筋肉の割合が多い体型。これに対して「太っている」というと、脂肪が多くどこを触ってもぷにぷにしているような体型を思い浮かべる人が多いよう。
ただ、体脂肪率が何パーセント以上なら「太っている」というような明確な基準があるわけではありません。あくまでも見た目の印象で、概ね筋肉質に見える方は「ガタイがいい」と形容されることが多いでしょう。
ガタイがいい男性は、一定数の女性から人気があります。アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問によると、「がたいのいい男性は好き?」という質問に「はい」と答えた女性は51.7%だったそうです。ガタイがいい男性がモテる理由は、主に以下の3つ。
男性としての魅力が感じられ、頼りがいがあるのはモテる男性の条件の一つ。ガタイがいい男性は、そのがっしりとした体型が「男らしさ」や「頼りがいがある」というイメージを与えるため、女性から人気があるのです。
ガタイがいい男性は、何かあった時に身を挺して守ってくれそうな、物理的な安心感があります。また、胸板の厚さや逞しい腕から感じられる包容力が魅力的という意見も。
筋肉のついた肉体を作り上げるには、食事に気を付けたり筋トレをしたりといった努力が欠かせません。そのため、「ガタイがいい」=「自己管理がしっかりできる努力家」というイメージを持つ女性も多いようです。
また、「自分に厳しくできるストイックさがある人は、仕事もできるに違いない」と思われる可能性も。男女問わず何かに一生懸命に取り組む姿勢は魅力的に映るということなのでしょう。
ガタイがいいと、「頼りがいがある」「男らしい」などの良いイメージを持たれやすいことは確かですが、逆にガタイがいいことで困ることも存在します。ガタイがいいことで困るポイントは以下の2点。
ガタイがいい人は、骨格がしっかりしていたり筋肉が付いていたりするので、どんな洋服でも似合うというわけにはいきません。細身に作られた洋服は入らない場合もあります。入ったとしてもパツパツになって格好悪く見えてしまう悩みを抱える人が多いです。
逆に、ガタイのいい人には「細身の人が似合わないファッションをカッコよく着こなせる」「スーツや和服が似合う」などのメリットも。どんな体型の人にもいえることですが、おしゃれに見せるには自分の体型に合ったファッションを選ぶことが最大のポイントです。
ガタイがいい人は、体格のよさから初対面の人に圧迫感を与えてしまうことが少なくないようです。「怖そう」と思われることをコンプレックスにとらえる人もいるかもしれません。
一方で、第一印象でちょっぴり怖いという印象を与えてしまっても、接していくと中身とのギャップを魅力に感じる人も多いです。「体格のいい人がふいに見せる笑顔や親切な態度に心をつかまれた」という話もよく聞くので、ギャップを武器に明るく振る舞うことを心がけてみてはいかがでしょうか。
ガタイがいい人の中には、「自分の体型には似合う服がない」とあきらめてサイズだけに注目した洋服選びをしている方も多いのではないでしょうか。そこで、ガタイがいい人におすすめのファッションのポイントをご紹介します。
ガタイがいい人は、首元がスッキリ見えるネックデザインを選ぶことで、全体をシャープに見せることができます。ガタイがいい人は首もがっしりとしている方が多いので、Vネックなど縦方向に切り込みが入ったデザインを着用した方がすっきり見えます。
ただし、あまり深すぎるVネックはセクシーさが強調されてしまうので、ほどよい深さを選ぶのが好印象を与えるポイント。
トレンドのオーバーサイズシルエットは、必然的に体を大きく見せてしまうのでやりすぎは禁物。スマートに見せたい場合は、ほどよいゆとりにとどめておくのが正解です。特に上下ダボダボにしてしまうとだらしない印象を与えてしまうので要注意。逆にピタピタした服もただの筋肉自慢になってしまうので、ジャストサイズからほどよくゆとりのあるサイズがベストです。
ガタイがいい人は上半身にボリュームが出やすいので、細身のボトムスを合わせてYラインを作ってあげるとバランスの良いスタイリングが作れます。ジャケット類をカッコよく着こなせるメリットを生かし、ほどよくタイトなカジュアルジャケットを主役にしたコーディネートもおすすめ。
ガタイのいい人は肩幅があってガッチリとした印象がありますが、手首や足首といった細い部分を見せることで全体をスマートに見せることができます。シャツやジャケットの袖をラフにロールアップしたり、ニットの袖を軽くプッシュアップするだけでも印象はだいぶ変わりますよ。
また、足首が見える丈のパンツをチョイスすれば足元に抜け感が出ます。軽快さだけではなく、ガタイがいい男性ならではの男の色気をかもし出す「足首見せ」はおすすめのテクニックです。
ガタイがいい人は、濃いカラーを上手く使うことでグッとシャープな印象になります。もちろん淡いカラーがNGというわけではありませんが、薄い色のインナーには濃いカラーのアウターを羽織るなどの工夫をすることで、すっきり度が大きく変わります。
特に全体を淡い色合いでまとめると膨張して見えるので、引き締めカラーを取り入れて調節するようにしましょう。
「ガタイがいい」体型にはデメリットもありますが、それ以上に魅力的なポイントもたくさんあります。せっかく体型に恵まれているのですから(もちろん努力して手に入れたという方もいると思いますが)、お腹や腕などの筋肉を鍛えて男らしい魅力をさらにアピールするのも一つの方法ですよ。
体型や骨格をネガティブにとらえるのではなく魅力として武器にできれば、人としてもカッコいい男性を目指せます。自分の体型の魅力を活かし、ポジティブに人生を楽しんでくださいね。