「汗臭くないかな…」と自分の体臭が気になることがありますよね。特に夏場は汗をかきやすく、体臭が心配になる時期です。
体臭が気になるときには、摂取する食べ物から変えましょう。
体臭対策は食べ物からだよね
— よしりん⋈*。 (@ysk7k) February 20, 2016
摂取する食べ物を変えるだけで、体臭対策ができます。今回は体臭対策ができるおすすめの食べ物を5つ紹介します。体臭を悪化させる可能性がある食べ物も紹介するので、体臭が気になる人は最後まで読んでみてくださいね。
体臭にはどのような原因があるのでしょうか。主な3つの原因を解説します。
汗は大きく分けて2種類あります。一つは、エクリン汗腺から出る汗です。エクリン汗腺は全身にあり、99%が水でできたサラサラとした汗が出ます。
運動後や暑いときに出る汗は、このエクリン汗腺から出る汗です。汗自体が臭うことはほとんどありませんが、時間が経つと菌の繁殖などによって体臭の原因となることがあります。
もう一つは、アポクリン汗腺から出る汗です。アポクリン汗腺は、ワキや性器の近くにあり、乳白色の少しねっとりとした汗が出ます。脂質やタンパク質を含んでおり、ワキガの原因になることがあります。
加齢臭は、中高年になると気になりやすい脂臭く、青臭いことが特徴の体臭です。
皮膚には肌の潤いを保つために皮脂を分泌する皮脂腺があり、年齢を重ねると、皮脂腺にパルミトオレイン酸という脂肪酸と過酸化脂質が増えます。
パルミトオレイン酸と過酸化脂質が結びつき酸化することで、加齢臭の原因となります。
体内は基本的に弱アルカリ性で保たれていますが、酸性の食べ物を摂りすぎると、酸性に傾く原因に。酸性に近づくことで、加齢臭の原因物質を作りやすくなってしまうため、アルカリ性の食べ物を積極的に摂ることが大切です。
悪玉菌が多い腸内環境の場合、おならが臭くなります。腸から臭いが吸収され、口臭や汗も臭うことがあります。
腸内環境の悪化は、おならだけでなく全身からおならの臭いをさせる原因になることがあるのです。
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論文解決チャンネルでは、汗に含まれる臭い物質を軽減するためには腸内環境を整えることが重要とし、腸内環境を整えることを重視した5つの食べ物を紹介しています。
5つの食べ物のうちどれか1つは毎日摂るようにするのがおすすめですよ。汗の嫌な臭いが気になる人は、ぜひ試してみてくださいね。
たまねぎには、プレバイオティクスという腸内細菌が含まれています。この腸内細菌を摂取することで、腸内環境を改善する効果を期待できます。さらに、フラボノイドが含まれているため、疲れを取りたい人にもおすすめです。
カレーやスープなどたまねぎはさまざまな料理に使いやすく、毎日摂ることも難しくありません。
ごぼうには、100グラムあたり5%程度のプレバイオティクスが含まれています。さらに、ごぼうとごぼうの発酵食を摂ることで脂肪の排出量が上がることが分かっています。脂肪を排出することで、健康的な食生活をサポートする効果も。
ごぼう料理というときんぴらごぼうなどがありますが、ごぼうをメインとした料理は少ない印象があるかもしれません。ごぼうを手軽に摂るなら、ごぼうチップスがおすすめです。さまざまなごぼうチップスが販売されており、手軽にごぼうを食べられます。
りんごに含まれるペクチンという食物繊維がプレバイオティクス効果を生むことが分かっています。りんごに含まれている食物繊維の半分がペクチンであり、腸内環境改善に効果的です。
りんごをそのまま食べるだけでなく、りんごジュースやピューレにしても効果に変化がないことも分かっています。りんごをそのまま食べるのは難しいというときも、ジュースなら簡単に飲めますよね。
ココアに含まれるフラボノイドがプレバイオティクス効果を生むことが分かっています。コーヒーなどと比較するとカフェインの量が少なく、カフェインの効果で眠れなくなってしまうという人でも安心して飲めます。
発酵食品に含まれる微生物によって、腸内環境を整える効果を期待できます。
発酵食品には、キムチ・納豆・ヨーグルトなどの種類があります。発酵食品一つ一つに含まれる微生物は限られており、複数種類の発酵食品を食べることが大切です。
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その中で、体臭を悪化させる可能性がある食べ物を3つ紹介していました。食べ過ぎることで体臭が悪化する可能性がありますが、食べ過ぎなければOKです!
体臭を悪化させたくないときには、3つの食べ物に注意して食事をするのがおすすめですよ。
肉を食べ過ぎると、腸の中で悪玉菌が増え、腸内環境が悪化する原因になります。腸内環境の悪化によって、全身に臭いが回ってしまう可能性があります。
また、肉はカロリーが高いため汗腺の働きが活発になり、汗が出やすくなることもあるため、食べすぎには注意が必要です。
お酒やニンニクを摂りすぎると、お酒やニンニクの臭いが血中に溶けだして体臭の原因になることがあります。他にもニラなど、食品そのものの臭いが強いものは体臭の原因になることがあるため、摂るタイミングや食べすぎには注意しましょう。
ジャンクフードには、多くの食品添加物が含まれています。添加物が体内の活性酸素を増やし、体が酸性に傾きやすくなるため、体臭に繋がる可能性があります。また、カロリーの高いジャンクフードは汗腺の働きを活発にすることも考えられます。
体臭対策には、たまねぎ・ごぼう・りんご・ココア・発酵食品がおすすめです。また、体臭を強くしないために、肉・お酒・ニンニク・ジャンクフードの摂りすぎには注意しましょう。
体臭が気になるときには、食べ物から変えると臭いの原因を改善できます。どの食べ物も簡単に摂取できるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。