力士やプロレスラーがよく食べている「ちゃんこ鍋」は、おいしくて栄養たっぷり。タンパク質・脂質・炭水化物をバランスよく摂れるので、ダイエット中の人にもおすすめです。
当記事では、自宅で簡単にプロの味を再現できる人気レシピ動画10選を紹介します。外出しにくいときだからこそ、自宅でできる本格レシピに挑戦してみてください。
ちゃんこ鍋といえば「力士の食事」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。ここでは、力士・元力士が紹介する本格的なちゃんこ鍋レシピを紹介します。
力士はぽっちゃりしているイメージがありますが、実は筋肉量が多い体格です。タンパク質や食物繊維たっぷりのヘルシーなレシピが多いので、ダイエット中の人もぜひ試してみてください。
作り方のポイント ・鶏ガラから出汁を取る本格的な味わい ・野菜の皮やヘタからも出汁を取るので栄養満点 ・出汁が濃いので味付けはシンプルでOK |
ソップ炊きとは、大相撲で伝統的に伝わる鶏ガラ醤油味のちゃんこ鍋。江戸時代〜昭和初期の力士は「四足動物は縁起が悪い」とし、ジンクスとして2本足の鶏を食べていたそうです。
野菜の皮やヘタからも出汁をとるので、食材を余すことなく使えます。皮の栄養がしっかり摂れるだけでなく、野菜と肉の旨味成分が相まって美味しくなるところがポイントです。
出汁が美味しい鍋なので、味付けは酒・砂糖・醤油など基本的な調味料だけでOK。出汁が取れたら野菜や鶏肉を順番に入れ、味を整えたらまろやかで絶品なソップ鍋の完成です。
作り方のポイント ・鶏ガラスープの素を使うので手軽に作りやすい ・お好みの野菜と鶏もも肉をたっぷり使う ・レモンの爽やかな風味とごまの香りが絶妙 |
鶏ガラベースのスープにお好みの野菜を入れ、レモンで爽やかに味付けするレシピです。鶏ガラスープの素を使う簡単なレシピなので、家庭でも手軽に本格的なちゃんこ鍋が作れます。
具材のメインは鶏もも肉です。レシピでは鶏もお肉を1kg使っていますが、ご家庭では食べられる量をご用意ください。
鍋に具材を並べたらスープを注いで沸かし、すりごまやレモンで味を整えたら完成です。お好みでブラックペッパーやごま油を追加することで、より美味しく仕上がります。
作り方のポイント ・昆布かつおベースの出汁にカレールウで味付け ・具材は普通のちゃんこと同じでOK ・カレー粉や粉チーズでアレンジしても美味しい |
昆布やかつおがベースの出汁に、カレールウで味付けするちゃんこ鍋です。動画内では力士100人分の分量になっているので、食べる人数に合わせて量を計算し直してください。
野菜は人参や大根、キャベツやえのきなど普通のちゃんこと同じでOK。肉はお好みで構いませんが、八角部屋の力士は鶏もも肉を使っているようです。
スープは昆布かつおだしに醤油・みりんで味付けし、カレールウを溶かしたら白だしで味を整えます。カレー粉を追加してスパイシーに仕上げたり、食べるときに粉チーズを振りかけるのもおすすめです。
作り方のポイント ・ウインナーとベーコンを必ず入れる ・すりおろしニンニクをたっぷり入れる ・スープの素や塩のみのシンプルな味付け |
CHANKO-1グランプリで優勝経験がある元力士が教える、家庭でできる塩ちゃんこ鍋のレシピです。鶏もも肉や白菜、ほうれん草など身近な食材で簡単に作れます。
この塩ちゃんこ鍋レシピでは、ウインナーとベーコンを必ず入れるのがポイント。塩分や旨味が出てスープに深みが増し、子どもでも食べやすい鍋に仕上がります。
ニンニクをすりおろしてたっぷり入れるので、ニンニク好きにもたまらないレシピです。スープの素や塩だけのシンプルな味付けなのに、とてもパンチの効いた味わいに仕上がります。
日本のプロレスは力士の伝統に影響を受けているため、プロレスラーの合宿所では日常的にちゃんこ鍋が食べられています。巡業で舌の肥えたプロレスラーが作るちゃんこ鍋は、シンプルなのに絶品です。
プロレスラーは筋肉をつけて脂肪を減らす傾向にあるので、トレーニング後の食事としても適しています。かっこいい身体になりたい人にもおすすめのレシピです。
作り方のポイント ・昆布だしベースに酒・みりん・塩などで味付け ・鶏肉や大豆などのタンパク質が豊富に摂れる ・ご飯のおかずとしても食べられる絶品レシピ |
プロレスリング・ノア合宿所で伝わる鶏塩ちゃんこ鍋のレシピです。昆布だしベースに酒・みりん・塩とスープの素で味付けするシンプルなスープですが、野菜や肉から出汁が取れるのでとても美味しく仕上がります。
鶏もも肉をたっぷり使い、油揚げや豆腐も入れるのでタンパク質が豊富。強靭な肉体を作らなければならないプロレスラーにぴったりのちゃんこ鍋です。
しっかり味付けされているので、ご飯のおかずとしても食べられます。ベテラン選手から外国人選手まで、お腹いっぱいになるまで食べてしまう絶品レシピです。
作り方のポイント ・タレが美味しい湯豆腐ちゃんこ鍋のレシピ ・卵黄は入れれば入れるほどタレがまろやかに仕上がる ・たっぷりの具材とタレを絡めて食べれば口の中で美味しさが広がる |
新日本プロレスのレジェンドレスラー、獣神サンダー・ライガーさんが教える湯豆腐ちゃんこ鍋のレシピです。タレがメインのレシピなので、タレができればちゃんこ鍋は簡単に仕上がります。
タレはたっぷりのかつお節と醤油がベース。そこに卵黄をたっぷり入れてかき混ぜ、固まらないように加熱して青のりをたっぷり入れたらタレの完成です。
湯豆腐ちゃんこ鍋にはキャベツやきのこ、鶏肉や湯豆腐をたっぷり入れてください。具材とタレをからめて食べれば、まろやかで絶品の美味しさが口の中に広がります。
作り方のポイント ・しょうがたっぷりで身体があたたまる絶品ちゃんこ鍋 ・基本はしょうが・豚バラ肉・白菜・鶏ガラスープの素のみ ・きのこや豆腐などお好みの具材を追加してもOK |
世界で活躍するプロレスラー・菊タロー選手が教えるしょうがたっぷりのちゃんこ鍋です。雑誌や各種メディアで多数紹介されたレシピで、プロレスラーを始め多くの人に愛されています。
基本の材料は白菜と豚バラ肉、しょうがと鶏ガラスープのみ。しいたけやエリンギ、豆腐やニンニクなど好みの具材を入れてもOKです。
鶏ガラスープの素のみのシンプルな味付けですが、しょうががたっぷり入っているのでスパイシーに仕上がります。身体があたたまるので、寒い季節や体調を崩したときにぴったりのちゃんこ鍋です。
Youtubeは、料理研究家や元力士が独自のレシピを紹介しています。ここでは、Youtubeで特に人気があるちゃんこ鍋のレシピをピックアップしました。
鍋の素を買わなくても、身近な調味料で手軽に作れるところが魅力です。動画も分かりやすく作られているので、ぜひチェックしてみてください。
作り方のポイント ・鍋の素を使わなくても作れる至高のちゃんこ鍋レシピ ・白菜・油揚げ・鶏もも肉・鶏団子は必須 ・白だしと中華だしを混ぜることで深みのある味わいに |
SNSでバズレシピとして大人気の料理研究家・リュウジさんが提案する至高のちゃんこ鍋です。鍋の素を使わなくても、身体が温まる最高のスープが作れます。
はずさないで欲しい具材は白菜・油揚げ・鶏もも肉・鶏団子です。もめん豆腐や人参、ニラやしいたけなどの具材はお好みで入れてください。
スープは水・清酒・白だし・中華だし・醤油をベースに、生姜とニンニクをすりおろして入れるだけ。食べるときに柚子胡椒を入れると、より美味しく食べられるのでおすすめです。
作り方のポイント ・鶏ガラと野菜の皮を余すことなく使って出汁を取る ・じゃがいもや厚揚げを入れるのでボリュームたっぷり ・味噌は多めに入れて濃いめの味付けにする |
元力士が作る、本格的な豚の味噌炊きちゃんこ鍋です。鶏ガラと野菜くずでしっかりと出汁をとり、きび砂糖や味噌などでスープを作ります。
具材は根菜類や白菜、きのこなどスタンダードな野菜とじゃがいもを入れるのがポイント。豚バラ肉はもちろん、こんにゃくや厚揚げも入れるのでボリュームたっぷりです。
スープを作るときは味噌をたっぷりと入れ、かなり濃いめに作りましょう。野菜を入れると水分や甘みが出るので、最終的に丁度いい味わいに仕上がります。
作り方のポイント ・スープは鶏ガラだし・かつおだし・昆布だし・塩で味付け ・鶏団子はスプーンですくって鍋に落とすとキレイに作れる ・彩り鮮やかに並べて見た目も美しくつくるのがポイント |
料理研究家のみきママさんが提案する、10分で作れるうま塩ちゃんこ鍋のレシピです。時短料理ですが、スープや鶏団子をしっかり手作りするので本格的な味に仕上がります。
10分で作るポイントは、最初にスープを沸かして鶏団子を加熱しておくこと。キャベツは手で豪快にちぎって入れ、火が通りにくい人参は薄切りにして入れましょう。
鶏もも肉は一口サイズに切り、中まで火が通るようにしっかりに加熱してください。ニラは同じ長さに切って中央に並べ、白ごまと唐辛子を散らせば見た目もきれいなうま塩ちゃんこ鍋の完成です。
ちゃんこ鍋は具材を切って炊くだけなので、忙しいときでも簡単に作れます。力士やプロレスラーの本格的なレシピも自宅で簡単に再現できるので、外食しにくいときにぴったりです。
タンパク質・脂質・炭水化物(食物繊維)のバランスがよくてとても美味しいので、健康維持やダイエットにも役立ちます。子どもから大人まで喜ばれる料理なので、さまざまなバリエーションのちゃんこ鍋を作ってみてください!