「企画やイベントでぽっちゃり体型や大きな体型の人を起用したいのに、探してもなかなか見つからない!どこかに大きな体の人専門のタレント事務所とか紹介サービスとかないの?!」
雑誌の企画や動画の撮影、テレビ番組や映画などの配役、ぽっちゃり体型の人や大きな体型の人が必要なシーンはいくらでもあるのに、いざ探してみると全然見つからない!こんな経験ありませんか?
流行りのインフルエンサー紹介サービスやタレント紹介サイトを使ってみても、登録されているのは細身のモデルみたいな人ばかり。「あぁもう、どうしたらいんだよー!」とお嘆きのあなたにピッタリのサービスがあるんです。
その名も、デブカリ。
デブカリは、体重100kg以上の人々をレンタルするサービスです。一体どんな人が所属しているのでしょうか。さっそくデブカリの公式サイトを覗いてみましょう。
アイドル、タレント、インフルエンサー、ファッションモデルなど、さまざまな業界の人々が所属しているようです。いわゆる業界人だけでなく一般の人も多く所属しています。
それにしても何というストレートなネーミングなのでしょう。所属する人たちのキャッチフレーズがこれまたスゴイ。
クセスゴなキャッチフレーズだけでも気になり過ぎますが、写真がまたインパクト大!ついつい見入ってしまいます。
ぽっちゃりとか大きな人という呼び方ですらない。所属するメンバーさんの一覧も「デブ一覧(ALL DEBU)」と銘打たれています。ある意味なんと潔いことか。
ちなみに金のDEBUなるプレミアムなぽっちゃりさんもいるらしいです。なんかもう、レンタルせずにはいられない魅力という名のプレッシャーを感じる…。
このデブカリなるサービス、実際にどのような場面で利用されているのでしょうか。とても気になりますね。公式サイトを拝見すると、「個人での利用例」、「法人での利用例」との記載が!個人と法人の利用例ってやっぱり違うものなんでしょうか。詳しく見ていきましょう。
デカ盛りの付き添いやパーティーでのサプライズ、観光地のグルメ情報を知りたい、料理を教えてほしいなど、さまざまな要望があります。特にご飯系でのご利用例が多いみたい。ぽっちゃりさんが歩んできた人生経験が活きる、まさに天職なわけですね。
「美味しく食べているところが見たい」「笑顔がかわいくて居るだけで和む」など、癒やしとしての需要も高そう!
法人利用の場合、広告や雑誌、映画やテレビ番組などの撮影、各種イベントでのご利用があるようです。ビックサイズモデルを必要とするファッション業界をはじめ、エンターテインメント業界などでも利用されているのがわかりますね。
なんといっても絵力がスゴイ!その存在感がすべてを物語っているよう。言葉なんていらないのかもしれません。
「デブカリ」のようなぽっちゃりした人専門のレンタルサービスは、他にはなかなかなく、そのオリジナル性の高さから数多くのメディアで話題となっています。レンタルサービスで話題といえば、「おっさんレンタル」や「レンタルなんもしない人」「レンタル彼女」などが有名ですよね!そのどれもがドラマや漫画の題材になった人気のレンタルサービスです。いずれデブカリもその仲間入りをするかもしれませんね!
また近年はタレントレンタルサービスが登場。例えば、著名人の登録人数が30,000人を超える「CLOUDCASTING(クラウドキャスティング)」やPRソングも作れる「サブタレ」、タレントの写真がリーズナブルに使える「TALENT STOCK(タレントストック)」などが話題をさらっています。人気タレントを安価で、またはサブスクで起用できるサービスが登場してきており、今後はよりニーズに合った人材がより早く簡単に見つけられるようになっていくことでしょう。
その中でもデブカリは、多様性を受け入れた社会の実現に貢献するだけでなく、ビジネス面でも注目されています。体型が異なる人々をレンタルするサービスは、需要が高まっておりその市場も拡大中です。今後も、より多様なニーズに対応したサービスの提供が期待されます。
体型を揶揄した演出だと話題となった2021年の五輪開閉会式の演出案報道。この騒動では「私自身はこの体型で幸せです」と渡辺直美さんはコメントされ、このメッセージに多くの共感と称賛の声が上がりました。
もちろん演出家がこのような揶揄する演出を行うのは言語道断です。しかし渡辺直美さんが、ご自身の体を自分自身が肯定するポジティブなマインドは、多くの人々に笑顔と勇気をもたらしました。
近年では今回取り上げた体型をはじめ年齢や性別が異なる人々が、“社会において自分らしく生きられる”ことが求められるようになってきました。こうした社会の流れからも、ありのままの自分をさらけだしているレンタルサービス「デブカリ」は、その最先端を進んでいると言っても過言ではないでしょう。
ポジティブマインドな「デブカリ」、今後も注目です。