どんぶりいっぱいの牛丼を、リーズナブルな価格でサクッといただけるのが魅力の牛丼チェーン。会社・学校の昼休みや休日の食事のため、頻繁に訪れる方も多いのではないでしょうか。
食べ応えがあって美味しいとはいえ、牛丼は肉と炭水化物を組み合わせた料理ですから、食べ過ぎるとカロリーオーバーになります。健康に気を付けている方や、ダイエット中の方にとっては、悩ましいことでしょう。
そこで今回は、吉野家・すき家・松屋で最低カロリーと最高カロリー両方の牛丼を紹介します。サイズは全て「並盛」です。
人気牛丼チェーンのカロリーが気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
農林水産省が発表した「食事バランスガイド(PDF)」によると、牛丼のカロリーは730kcalです。同じ丼ものである親子丼のカロリーは510kcal、かつ丼は870kcalですから、牛丼は丼もののなかでも比較的高カロリーとなります。
農林水産省が公表している「一日に必要なエネルギー量と摂取の目安」では、デスクワークが中心の人の場合、男性(18~69歳)は2,400~3,000kcal、女性(18~69歳)は2,000~2,400kcalが1日の摂取カロリーの目安とされています。
牛丼のカロリーは730kcalですから、朝昼晩のいずれか一食くらいなら牛丼を食べても問題ない計算になりますね。
吉野家は、今や定番となった「つゆだく」や「特盛」などの言葉を生み出した、牛丼チェーンのパイオニア的存在です。独自の基準を満たすため、目利きのバイヤーたちが赤身と脂身のバランスがよい牛肉を厳選しています。
そんな吉野家の牛丼で最も低カロリーなメニューは、ド定番の「牛丼」でした(並盛:633kcal・店内税込448円)。
ツヤツヤの白米の上に秘伝のたれで煮込んだ牛肉とタマネギを乗せた、シンプルな一品です。チーズやネギ塩といったトッピングが乗っていないぶん、牛丼の本来の美味しさを味わえます。
吉野家の牛丼で最も高カロリーなメニューは、「牛カルビ丼」です(並盛:758kcal・店内税込624円)。カルビは牛肉のなかでも脂身が多い部位のため、納得の結果といえますね。
ご飯の上に甘辛い特製たれで焼いた大判カルビを乗せた、食べ応えのある一品です。上には、薄くスライスしたネギをトッピング。ネギのシャキシャキ感と、程よい辛みがアクセントになっています。
白ごまを振りかけているため、香ばしさがアップしているのも注目ポイント。吉野家最高カロリーのメニューとはいえ、一日の摂取カロリーの目安の3分の1程度のため、気兼ねなく食べられそうです。
すき家は、日本で最も店舗数が多い牛丼チェーン。牛肉と玉ねぎの比率4対1をベストバランスとし、社内で数人しか配合を知らないという秘伝のタレを使用しています。
すき家で最もカロリーが低いメニューは、「牛丼ライト」でした(並盛425kcal・店内税込500円)。すき家のライトシリーズとは、ご飯の代わりに豆腐とサラダを使った、ヘルシーな牛丼シリーズのことです。
みずみずしいサラダと重量感のある豆腐にはゆずポン酢がかかっており、暑い日にもサラッといただけそう。秘伝タレで味付けした牛肉がパンチになるため、満足感も得られますよ。
期間限定・店舗限定メニューを除き、すき家で最もカロリーが高いメニューは「マヨにんにくファイヤー牛丼」(並盛929kcal・店内税込570円)。男女ともに、一日の摂取カロリーの目安の3分の1以上をカバーする高さです!
アツアツのフライドにんにく×ガーリック×唐辛子の特製フレークをたっぷりと振り、マヨネーズを「これでもか」というほどかけています。香辛料のパンチのある風味が牛肉の旨味とマッチして、どんどん箸が進むでしょう。
公式サイトには、辛いものが苦手な方や、子どもに向けての注意喚起が出されていました。「辛いのは苦手だけど、食べてみたい」という方は、ミニサイズから挑戦するのもよいかもしれません。
松屋は、牛丼チェーンのなかでもコストパフォーマンスに優れているお店です。通常なら追加料金が要るところ、松屋なら無料でみそ汁をセットにできます(※店内飲食に限る)。
松屋で最もカロリーが低いメニューは、定番の「牛めし」(並盛:732kcal・店内税込400円)。ほかの牛丼チェーンでいうところの、「牛丼」に該当するメニューです。
ふっくら炊いた白ご飯が隠れるほどたっぷり牛肉とタマネギを乗せており、一目見ただけで食べ応えがあるのがわかります。醤油ベースの優しい味わいで、ホッとひと息つきながらいただけますよ。
松屋の牛丼メニューで特にカロリーが高いのは、「キムチーズ牛めし」(並盛:973kcal・店内税込610円)!オーソドックスな牛めしにキムチ、チーズ、刻み海苔をトッピングした、ハイカロリーなメニューです。
自家製キムチのピリ辛な味わいが程よい刺激になり、どんどん食べ進められます。チーズのまろやかさが、キムチの辛さを和らげてくれますよ。刻み海苔も一緒に食べると、風味が増してちょっとした味変ができます。
店内飲食なら、みそ汁が付いているのも高ポイントです。カロリーが高いメニューのため、普段頑張る自分へのご褒美として召し上がってみてください。
番外編として、うどんチェーンのはなまるうどんの「ミニ牛肉ごはん」(482kcal・税込390円)を紹介します。
出汁にこだわりがあるうどんチェーンなだけあって、牛丼に乗せる牛肉とタマネギの味付けのバランスは絶妙!牛肉のジューシーさはそのまま、甘辛い味わいが奥まで染みていて、ご飯とよく合います。
うどんとセットで注文するのはもちろん、単品での注文も可能です。野菜サラダ(94kcal・税込150円)を組み合わせたり、トッピングで半熟たまご(76kcal・税込100円)を乗せたりしてアレンジもできますよ。
今回は、人気牛丼チェーンの吉野家・すき家・松屋の低カロリー&高カロリーの牛丼メニューと、番外編としてはなまるうどんの牛丼を紹介しました。
記事で登場したメニューとカロリーは、以下の表の通りです。
店名 | 低カロリーメニュー | 高カロリーメニュー |
---|---|---|
吉野家 | 牛丼 (並盛:633kcal) | 牛カルビ丼 (並盛:758kcal) |
すき家 | 牛丼ライト (並盛:425kcal) | マヨにんにくファイヤー牛丼 (並盛:929kcal) |
松屋 | 牛めし (並盛:732kcal) | キムチーズ牛めし (並盛:973kcal) |
はなまるうどん | ミニ牛肉ごはん (482kcal) |
どのお店も、低カロリーメニューなら一日の摂取カロリーの目安の3分の1くらいのため、普段の食事に取り入れやすいでしょう。すき家だけでなく松屋でも、ご飯を野菜サラダに変えられる「ロカボチェンジ」を展開しているので、健康を意識してる方も気軽に訪れられますよ。高カロリーメニューは、自分へのご褒美やチートデイに食べるのがおすすめです。
たまには自分が食べたい物を食べるのが、栄養管理やダイエットを長続きさせるコツ。本記事を参考に、自分好みの牛丼を見つけてみてくださいね。